Zimbabwe Baseball Association
2017 ドリームカップ報告
ジンバブエ野球協会会長 モーリス・バンダ
2017年12月9日~10日、毎年恒例のドリームカップが、マシンゴのビクトリア高校及びマシンゴスポーツクラブにて開催された。ビクトリア高校では1面しか会場がとれず、スポーツクラブを借りることにした。
ハラレのモーターアクション・スポーツクラブ(前Callies Sports Club)に完成したドリームパーク野球場を祝い始まった大会で、当初はクラブ対抗大会だったが、資金不足のため現在は地域対抗戦となっている。現在ドリームパークを使用することは叶わず、現在この大会はジンバブエ国内の野球活動をしている地域持ち回りの開催となっている。今年は、ハラレ以外の地区で開催される3回目である。
ここ数年、この大会は、毎年イースター休暇時に南アで開催される南アフリカ野球大会に参加するジンバブエナショナルチームの選手を選抜する良い機会となっている。今回も、2018年南ア野球大会に向け、ナショナルチームの選手選考をコーチ達が実施した。南ア野球大会は、現在ジンバブエ野球協会が参加可能な、競争力を試せる唯一の大会である。2017年、ジンバブエナショナルチームは激戦の末、銀メダルを獲得して帰国した。
ドリームカップ結果
参加した6チームが、2グループに分かれ戦った。マニカランドとマシンゴは若くて競争力が高く、将来が楽しみなチームである。
Group A (Victoria High School)
Harare 12 Vs Midlands 9
Harare 7 Vs Mashonaland West 4
Mashonaland West 6 Vs Midlands 5
Group B (Masvingo Sports Club)
Bulawayo 7 Vs Manicaland 6
Masvingo 1 Vs Bulawayo 13
Masvingo 3 Vs Manicaland 6
Semi Final 準決勝
Bulawayo 9 Vs Mashonaland West 4
Harare 12 Vs Manicaland 0
Fifth and sixth place 5・6位戦
Midland 9 Vs Masvingo 8
Third and fourth place3・4位戦
Mashonaland West 1 Vs Manicaland 7
Final 決勝戦
Harare 12 Vs Bulawayo 3
Final position table 最終順位
1. Harare
2. Bulawayo
3. Manicaland
4. Mashonaland west
5. Midlands
6. Masvingo
大会は成功し、選手たちは試合の中で技術を向上させる機会を得た。大会経費等に関する収支報告書をこのレポートの最後に添付している。(誌面では省略)
ジンバブエ野球協会(ZBA)総会
12月9日(土)夜(18時~20時半)ビクトリア高校にてZBA総会が開催され、全地域の代表者が出席した。主要議題は、ZBAをSRC(スポーツ・レクレーション・コミッション)に登録する必要性であった。2018年始め、SRCにZBA代表団を派遣することが決まった。総会での討議内容、修正を加えたZBA規約、2018年の行事予定、予算やその他重要文書をまとめる仕事がZBAの各担当者に割り振られた。
1月、ZBAはSRCに代表者を派遣する予定である。WBSCにも認可を申し入れるべきということになった。2019年のオリンピック予選についても議論され、会議出席者に対し、各地区においてさらに野球活動を活発化し、選手たちのモチベーションを維持するプログラムを実施するよう求めた。
結論
今大会に対し、ジンバブエ野球会、バート・ブラッチャーコーチから財政支援をいただき、心から感謝申し上げます。現在の経済・財政状況の下、参加してくれた6地区選手団、大会役員の皆様にも感謝します。大会実施、選手宿泊を受け入れてくださったビクトリア高校にも謝意を表します。特に大会準備・運営に尽力した、ワシントン・ニカに感謝します。