That is Basketball!

青年海外協力隊ジンバブエ野球隊員 谷山直規

 

 青年海外協力隊2017年度1次隊 ジンバブエに野球隊員として派遣されています谷山直規といいます。出身は宮崎県。小学校から大学までの15年間野球をしていました。大学卒業後、この協力隊に参加しています。動機として大学三年次にJICA短期ボランティアで南米ボリビアへ1か月間参加したことが大きなきっかけとなっています。

 さて、こちらジンバブエにきて半年が経とうとしています。Time is flying という英語がありますがまさにその通り、あっという間に時間が過ぎています。それもそのはず1日1日が発見の連続で日本との違いを感じつつすごくいい経験をすることができています。活動はというと、平日はプライマリースクールとセカンダリースクールに行き、土曜日はブラワヨチームの指導を行っています。多くのジンバブエに派遣されたOVの皆様のおかげで大人の指導はスムーズに行うことができています。つまり野球が浸透しています。しかしながら、子どもたちはそうはいかず。

 私)Baseball 知ってる? 

 子)Yes!! Like this!!

 私)NO!! That is basketball‼

 という会話からたいていの活動は始まります。このジンバブエを2020東京オリンピックへ連れていくという目標がありましたが、まずはこのBaseballを知ってもらおうと感じた瞬間でした。ジンバブエでは野球の認知度は低くクリケット、サッカーなどが有名なスポーツです。それならこの野球を知ってもらおうと思い毎日バットを担いで街を歩き現地の方がたの関心をひき野球について紹介しているところでもあります。日本の野球というと小学校の競技人口が多くプロ野球のトップクラスになると少なくなるといったピラミッド型の競技人口だと思います。これからの活動では、プライマリースクールでの活動を増やし多くの子どもたちと野球をして遊び、野球が好きな子供たちに好きなだけ楽しさを伝えていきたいと思います。

 半年間の活動を通して多くの選手と会話していく中でジンバブエ野球には歴史がありそこには多くの先輩たちがジンバブエの人たちとともに汗を流したことを知りました。私もこのジンバブエの地で野球をできる喜びをかみしめながらそして、先輩たちの名に恥じないように日々の活動に取り組んでいます。

 あっという間の半年間、右も左もわからなかった初めのころと比べ少しずつではありますが慣れてきました。これからは自分のオリジナリティーも出しながらジンバブエの人たちと協力し楽しんでいこうと思います。