ご挨拶

事務局 伊藤益朗

 

 ジンバブエ野球会は、1998年に多くの皆さんのご協力でジンバブエに野球場「ハラレ・ドリーム・パーク」を作ったジンバブエFOD委員会を引き継いで、アフリカの野球をゆったり気長に応援する会です。

 本年5月で創設から20年になります。野球場を作った時に出来ました皆さんのネットワークを活かして、その後もみんなでアフリカの人たちの野球を応援することで彼らと繋がって行こうと始めた会でした。当初は5年も続けばよいかと思っていましたのが、20年もの間存続できましたことは、皆様のご理解とご協力、それに無理な活動をしなかったことによるものではないかと考えています。

 その間現在までジンバブエでは国の状況が厳しく、中でも2005年以降のハイパーインフレなどの影響で、日本から派遣されていました青年海外協力隊野球隊員や滞在して尽力して下さっていた日本人野球指導者らも国を後にしなければならなくなりました。その影響で野球場の管理がままならなくなり、2014年に久々に野球隊員が復活した時には野球場は使えなくなっていました。今は雑草が生え放置されている状況です。しかし、2年前から新しい体制で野球協会も活動を活発に再開しており、再び多くの若者が野球に関心を持ち、楽しんでくれていることを大変喜ばしく思っています。

 現在、私たちはジンバブエの人たちが中心になって運営しているジンバブエ野球協会(会長 モーリス・バンダ氏)を通して資金面や道具面などで側面から支援しています。近年は約75万円から90万円の収入に対し、1年に2度の全国大会とその実績で選出されたナショナルチームメンバーによる南アでの全国大会参加(以上計約100万円)を支援し、2016年度はその他支援と諸経費を含めると総支出は約130万円となっています。この活動の活発化は大変うれしいことなのですが、我々ジンバブエ野球会に集まる資金を上回る規模になっており、資金面で対策が必要となってきました。

 無理をしないこと、あくまでも側面からの支援であることなどのスタンスを変えないで行こうと思っていますが、我々の会の趣旨に賛同しご一緒にアフリカ野球をゆったりと応援して下さる方を募っています。活動をご理解、ご参加頂ける方は事務局伊藤までご連絡下さるか、口座へのご送金にてお申し込みください。(最終面参照)