はじめに

事務局 伊藤益朗

 

ジンバブエ野球会五周年を控えた去る2月、急にジンバブエナショナルチームのマンディショナ・ムタサ氏、スチワート・マピカ氏、ジョン・マジロ氏の3選手が日本研修に来日する案が浮上しました。いつか日本人スタッフが居なくなっても、ジンバブエ人スタッフが自力で野球を維持発展させていけるように、将来の軸になる人に日本の野球を体験してもらいたいと願ってのことでした。その願いを関学大、本荘監督が快く受け入れて下さり、急きょ実現の方向に動きました。

 

そこで急きょ、そのお知らせと特別カンパをお願い致しましたところ、年会費を頂いた直後にもかかわらず、たくさんの方々からご協力を頂き、来日が実現しました。ここに深く感謝申し上げます。急な作業でしたので、その文書が届いていない方があったかもしれません。どうぞご容赦ください。

 

2月28日から3月26日の間、彼らは日本の野球に飛び込み、多くの人と出会い、大きな実りを手に帰国致しました。今回の11号はその約4週間を中心に編集し、皆様に感謝とご報告を申し上げます。(3~10ページ)

 

また、村井洋介氏の報告から想像しますと、氏がジンバブエで生活する上でのご苦労は今までにないものがあるようです。又、私たちが野球を通して知り合った、遠い国で生まれ暮らす友人の状況を、以前よりは少しだけ身近に感じることができるようになった気がします。