ジンバブエナショナルチーム 2016トーナメント報告

Head Coach Americo Juma

 

「Competition l. P.T(大会名)」

南ア ケープタウン 3月25日―29日

参加チーム 

Gauteng A, Gauteng B, Gauteng U/23,    

Western Province A, Western Province B, Western Province U/23

Mandela Bay, Zimbabwe National Team(合計 7+1=8チーム)

 

 SA 2016 Interprovincial Tournament は3月25日~29日、Cape TownのV.O.BとBasswood 野球場で開催された。南ア4地区から8チーム、ジンバブエナショナルチームの計9チームが参加。大会は選手たちにとって大きな経験となった。公共直通バスを利用した選手たちに、Midlandでコーチ1名が合流、Chichewa交通のサービスは食事も含め素晴らしいものだった。3月25日にCape Town着、今大会の主催者であるアフリカ野球クラブの会長Warren氏が出迎えてくれた。同クラブに宿泊、食事を始めとても良いもてなしを受けた。クラブの人々は皆友好的で、ジンバブエ野球チームを暖かく支援してくれた。大会最終日、この親切に対し心ばかりの御礼の気持ちとして、イースター休暇を犠牲にして毎日食事の支度をしてくれた人たちに黒ユニフォーム、アフリカ野球クラブに緑のユニフォームをそれぞれ1着ずつ、また全試合のスコアを記録してくれた女性にはチームの帽子を代表のJorum Zifunziから贈呈した。

 4日間で6試合戦った。第1試合 対Western province A;5回まで3失点に抑えていたが、19対0で負け。相手チームには前月世界野球大会予選に参加した南アナショナルチームメンバー7名がいた。 第2試合 対Gauteng U/23;5回まで無失点でいい試合をしていたが、6回、7回にエラーで失点、9-0で敗戦。 第3試合 対Gauteng B;選手たちは守備・攻撃とも気迫溢れるプレーで、6回まで4-1でリードしていたが、経験に勝る相手チームに最終回、同点に追いつかれた。しかしこの勝てていた試合は選手たちの記憶に残るものとなった。 続く試合では、序盤健闘するものの、試合に対する集中力を徐々に失い、諦めの気持ちが出てきてしまった。

 観客や大会関係者の中には、ジンバブエナショナルチームは若く素晴らしいチームだと評した人も多かった。チームをさらに磨きあげ、選手たちに自信を持たせるため経験を積んだシニア選手をチームに加える必要があると考える。今回の大会はチームの現状からするとレベルの高い大会であった。相手投手の球速はあまりに速く、普段の練習量からして試合数も格段に多かった。大観衆が見守る中、正式な野球場でプレーするのが初めての選手たちは緊張していた。唯一良かった点は、これから鍛えがいのあるチームを衆目の下に出せたことである。チームはここから伸びて行く、とヘッドコーチとして私は確信している。

 ジンバブエ国内で実施するキャンプを増やし、地方でも大小の大会を開く必要がある。全国大会とそれに続くキャンプも続けたい。できれば毎月選手たちの上達をみるためのキャンプが開催できればと望んでいる。特に改善が求められるのは、1)打撃、2)ピッチング、3)試合中のコミュニケーション、4)ベース・ランニング、5)精神力 である。

 我々コーチ陣に今回のチームの指揮をまかせてくれたZBA執行部に感謝の意を表したい。これから先もナショナルチームと共に活動出来ることを楽しみにしている。また、「不可能を可能にしてくれた」Zykaiの皆様に心から深く感謝もうしあげます。

Arigatou gozaimasu   [←Americoはローマ字でこう結んでいました。]