ジンバブエ野球協会会長 モリス・バンダ
Zimbabwe Baseball Association
Major League Baseball Try-outs Reports
20 October 2016 Churchill High School, Harare
昨年のブラワヨとハラレに続き、2回目のMLBトライアウトが10月20日9:00~16:00、ハラレのチャーチヒル高校で開催された。ハラレ以外の地域から参加した選手は前日から同高校に泊。昨年はブラワヨとジンバブエの60名の選手が評価を受けたが、今年は30名となった。下表の通り、30名は各地区より選ばれた。ワシントン、ジョンの2コーチが前もってそれぞれの地域を回り、能力の高い将来性のある選手たちをトライアウト参加者としてスカウトした。
コーチ・ワシントン、ジョンの2氏は2015南アケープタウンでのMLBエリートキャンプに参加している。14-17歳のみ参加を許されたトライアウトであったが、4名の18歳の選手も参加させてもらえるよう依願し、結果として有望選手として選ばれた。
4名のMLB審判員が南アから来てくれた。内1名はアメリコ・ジュマ氏。
午前中、体重、身長等の身体測定。アップ後ベースランニング、スローイングの速さ、機敏さ、打撃、守備をテストされた。
午後のセッションでは、選手たちは2チームに分かれ、試合をした。様々なゲーム状況下で連係プレー能力が審査された。
午後の最後に、ランドールコーチは「基礎力を高めるために、もっと試合をするように。選手たちが試合でより良い動きができるよう、コーチ達や先生はさらに多くの行事を企画するべきである」と選手たちを励ました。さらに試合中の落球の多さ、正しい基本技術を実行できていない点を特に指摘した。
ジンバブエ・コーチ、理事、教員計16名、国立科学技術大学(モリスの勤務校)よりスタッフ2名、JICAより1名(田澤さん)が参加した。今回のトライアウトは、ジンバブエ放送局、新聞社等の取材を受け、スポーツニュースに取り上げられた。野球をするうえで身体的、心理的に何が必要か、またその診断に関し、国内の審判員が学ぶ非常に良い機会であった。結論として、昨年のトライアウトに比べても大きな成功であり、将来、有望な選手たちが成長することを期待する。MLBスタッフ、HBA、Churchill高校、NASH、NUST、ZBAの尽力に感謝する。
Zimbabwe Baseball Association
2017 Proposed events of the first quarter
12-13 January 2017 Annual General and Administration course Bulawayo
31 January 2017 Deadline club registration
25 February 2017 Umpiring and Scoring Clinic Harare
24-26 February 2017 Dream Cup and National team selection Harare
01-03 March 2017 Primary school teacher’s coaching clinic Byo and Harare
08-10 March 2017 Secondary schools teacher’s coaching clinic Byo and Harare
11-12 March 2017 National team camp Bulawayo
25-26 March 2017 National team camp Bulawayo
10-15 April 2017 National team camp Bulawayo
16-18 April 2017 Inter Provincial Tournament JHB, South Africa
JHB=Johannesburg Byo=Bulawayo
<1月12-13日のAdministration courseについて>
ZBAは、これまで多くの地区野球協会が各々の権限と責任を理解していないと通知してきた。
このことは、将来における国内での野球の発展に悪影響を与えるだろう。また現在野球活動がうまく進んでいない理由かもしれない。地区野球協会間で試合の運営に関する均一性がみられない。ジンバブエ野球をマネジメントする(進めて行く)うえで重要な管理・運営に関する事項に焦点を合わせたアドミニストレーション・コース(管理・運営コース)を企画し、実施する。各地区の協会員が必要な技能、知識を身につけ、各地区の野球活動を首尾よく経営・運営できるようになることを目標としている。
2017/1/12-13 ブラワヨにて、例年の全体会議を開くことにしている。SRC並びにジンバブエオリンピック委員会に会議開催の後押しを依頼するつもりである。宿泊費、食費、旅費、講師料、教材など$2,776.00の財政支援をジンバブエ野球会にお願いしたい。