ソフトボール大会ゾーン6

村井洋介

 

さる5月22日より25日、ゾーン6(南部アフリカゾーン)ソフトボール大会がジンバブエのブラワヨ市に於いて行われました。この大会は2004年オリンピック予選となるであろう、2003年オールアフリカゲームズの予選大会です。

 

当初の参加予定国は、ジンバブエ、南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、ザンビア、レソトの6カ国でしたが、レソトが大統領選挙の為、ナミビアはジンバブエの情勢不安を恐れたという理由、ザンビアは選手がいないという理由で不参加、残り3ヶ国での大会となりました。

 

現在のアフリカ1位、2位の南アフリカ、ボツワナとの戦いとなった訳です。両チームの練習を見た限りでは決して上手い、強いとは思えないもので、選手個人個人の技術ではジンバブエの選手の方が上回っている選手もかなりいると確信し、自信を持って大会に臨みました。

 

ところが、エースを欠くジンバブエチームは不安と緊張からか、練習とはまるで別のチームの様に変貌し、第一試合ボツワナ戦は見るも無残な10失策。9-2と大敗、同日第2試合の南アフリカ戦でも2桁失策で10-4とまたも大敗の有様。2日目、3日目も攻守ともにエラーとミスの繰り返し、15-5,8-3と屈辱の4連敗で大会を終了しました。

 

今大会の参加チームが3チームだった事からオールアフリカゲームズへの出場は自動的に決定したものの、先の野球チームの南アフリカ遠征に比べ、収穫の無い惨めな大会でした。

 

今後の課題は大きく、技術だけではなく、精神的にも選手への改革並びに編成、更なる練習が必要です。昨年12月にボツワナチームを招いたドリームカップ時の面影は欠片も無い有様でした。

 

今回見た南アフリカ、ボツワナの両チームがアフリカ1位、2位であるならば、ジンバブエチームのオールアフリカゲームズ優勝は決して夢物語では無い事は、まぎれもない事実で、その事が判っている分、今回の4連敗をさらに屈辱的なものとしました。この屈辱をバネに来年のオールアフリカゲームズに向けてトレーニングを開始いたします。

 

今はプラス志向に考え、南アフリカやボツワナチームがこのままジンバブエチームに対して油断をしてくれている間に、勝てるチーム作りに専念したいと思います。