~ゾーン6 オールアフリカゲームズ予選~

マンディショナ・ムタサ (ジンバブエ野球ソフトボール協会野球会長)

 

① Lesotho   0 0 0 1 0 0 0 0 0   1

 Zimbabwe  1 0 1 3 1 0 0 0 ×   6

                                             

② Zimbabwe  0 0 2 0 0         2

 South Africa   3 2 2 4 6          17

                                             

③ Zimbabwe  0 0 0 2 0 0 0 6     8

 USSASA     3 4 0 0 0 0 0 0     7

 

④ Zimbabwe     2 1 0 0 1 0 0 0 0     4

 Lesotho          1 1 0 0 1 0 4 0 ×     7

 

⑤ USSASA   0 6 0 0 0 1 0 0 2   9

 Zimbabwe     0 0 2 0 1 1 0 0 0   4

 

⑥ South Africa 0 0 7 0             7

 Zimbabwe 1 0 1 2              4

  (雨天ノーゲーム)

   

INTRODUCTION(はじめに)

 

野球のオール・アフリカ・ゲーム、ゾーン6の試合が12月15-18日にハラレのイーストリーにあるナショナル・ベースボール・グランドにて開催されました。レソト、南ア、ジンバブエの3ヶ国が参加。南アが2チームを編成して4チームによる大会。選手69名、コーチ13名、監督4名、審判8名は全員ルーズベルト女子高の寮に宿泊。

 

今回の大会は、ジンバブエ野球史上初の地元開催であった。これまでの予選はすべて南アかジンバブエ以外の国々で行なわれてきた。

 

最終結果は南アとジンバブエが地区代表権を得て、来る10月にナイジェリアで行なわれる全アフリカ大会に参加決定。

 

SELECTIONS (代表選手選考)

 

選手選考は4月のプレトリアでのSABU(南アフリカ野球協会)のIPT招待試合から始まっています。選手はシーズン中に参加するリーグ戦や地方大会さらに全国大会での成績を基準として選考する。代表候補選手は全員、毎月のキャンプに召集される。

  

PREPARATIONS(練習)

 

毎月のキャンプはほとんどハラレで行なわれ、一回の期間は3日以上。一回につき平均24名の選手が召集される。当協会は各選手の諸要求に対する金銭的拠出は一切行なわず、真に国の代表となることを望むものだけがその権利をうることができる。

 

最終キャンプは12月8‐14日の期間行なわれる。雨が多かったせいで、グランドの地面がかなり露出している。

 

 TOURNAMENT(大会)

 

大会当日(12月15日)は何チームかの到着が遅れたため開始が幾分遅れる。レソトと南アは試合当日の朝にハラレに到着。選手たちは長旅で疲労困ぱい。到着遅れの主因は、出入境とハラレへの道中のガス欠。

 

大会は予定より2時間遅れで開幕。15日に2試合行ない、予定消化のため16日は4試合、17日3試合、18日は3試合目が雨で流れたため2試合を行なう。決勝戦はジンバブエ対南ア(A)チームの対戦であったが、すでに両チームは代表権を得ていた。

 

COMPETITIONS(試合)

 

各試合ともはつらつとしてプレーが行なわれた。ジンバブエとレソトの対戦では、手に汗握る野球が展開された。初戦でジンバブエ・チームは健闘し、9イニングを投げ切った二人の投手は時に好投球をみせた。試合ごとに守備がよくなったものもいた。好打撃をみせた選手もいた。

 

 RECOMMENDATIONS(提言)

 

当チームはさらに国際試合の経験を積む必要がある。3試合もするとこのチームには精神的な疲労が目に見えるようになる。さらに、選手層なかでも投手層を厚くする必要がある。理想としては、専属の理学療法士をつけて、チームの練習や試合の際にアドバイスをうけるようにする。ゾーン6内で毎年ドリームカップを開催することが合意されている。日程は今後決定していくものとする。

 

 ACKNOWLEDGEMENTS(謝辞)

 

当ジンバブエ野球およびソフトボール協会は、これまでご助力をいただいた方々、なかでもあのドリーム・フィールドを持つことを現実のものとしてくれた日本のサポート・グループの方々に、心より最大限の謝意を表したいと存じます。特に名前を挙げさせていただくなら、わざわざ南アまでお越しいただきSABU IPTsで我チームの試合をご観戦いただいた伊藤氏、ドリームカップにこれまであらゆるご支援を頂いている村井ファミリーであります。最後になりましたが、選手諸君や審判・役員諸氏にも大いに謝意を表するものであります。

 

(訳 山下雅之)