シニア海外ボランティア
タンザニア報告
タンザニア野球ナショナルチーム監督
岩崎広貴
<5月30日>
僕が在住している、タンザニアのダルエスサラームは大都会で、また港町なので、どこか神戸に似ています。
送信した町の写真(P7-C)がダルエスサラーム市内です。近代的な建物があったり、日本の戦後のような建物もあり、色々ごちゃ混ぜの町ですが、それが面白いし魅力です。僕らが子供の頃の出屋敷や天王寺みたいなところもありますよ。とにかく人の多い街です。
陸上競技場の写真(P7-A)は、ナショナルスタジアムでタンザニアのsecondary school(日本の高校)の選手達です。僕のオフィスもこの中にあります。6万人収容のサッカー場で中国が建設したそうです。中国人が多い街で、China(中国人のこと)と声をかけられます。そのたびにJapaniと言ってます。
キャッチボールしている女子(P7-B)はsecondary school(日本の高校)のソフトボールの選手達です。男の子に比べて、体もでかいのですが、態度もでかいです。どこの国でも結局は女性が強いようです。
さて、最近の私ですが、ナショナルチームの監督になったんはいいのですが、選手もいないし、チームもありません。
これからタンザニア各地を巡回し候補選手のピックアップと組織作りです。どこまでできるかわかりませんが、やりがいはありますね。
手始めに、6月9日から12日までムワンザ(ビクトリア湖に面した町)に行く予定です。
ダルに帰ってきたら、またその様子を報告します。タンザニア主要都市6か所を10月までに回る予定です。
<6月9日>
いよいよタンザニア各地の野球巡回指導が始まりました。
最初に行ったのは、ビクトリア湖(P7)に面してるMwanza(ムワンザ)という都市です。
バットを振っている女性(P7)がムワンザのSekondary School(日本の高校)の体育教師で、ムワンザの14歳から23歳までの選手たちを指導しているコーチです。
投げる・打つ・守る・何でもこなすスーパーウーマンです。
ノックもうまいし、野球理論もしっかりしてるし、指導が上手です。
隣国のウガンダ(アフリカ野球NO2国)で野球を学んだらしいです。
怒鳴り散らすわけでなく、先頭に立って、ハツラツと指導している姿には感銘を受けました。ほめ方、しかり方を心得ておられる、まさに名コーチです。
なにより、生徒達・選手達が可愛いという気持ちが、にじみでているんです。だから、選手達も生き生きとプレーしています。
こちらが勉強させられました。
日本で野球を学びたいそうです。