ドリームカップ優勝ブラワヨチームの4選手インタビュー

ジンバブエ野球協会会長 マンディショナ・ムタサ氏

 

 毎年ジンバブエ野球会も支援して12月に開催される地域対抗全国大会のドリームカップ。今回の優勝チーム、「ブラワヨ」の4人の選手にマンディ氏がわざわざ南部都市ブラワヨまで出向いてインタビューしてくれました。以下は①~④の4選手のインタビューです。

 

 ①私は、エマニエル・モヨです。ブラワヨのマタンザクラブの選手で、現在17才です。ジョシアチナマノ小学校の生徒だった2007年から野球を続けています。私は4人兄弟(姉妹)の2番目で将来は野球選手になって、たくさんの若い人たちに元気を与えたいと思っています。ポジションはキャッチャーです。

 今年私は、ブラワヨのチームに所属し、7月に高校生の全国大会に出場しました。そして、10月にはそのチームでドリームカップ全国大会でミッドランドと対戦し優勝するなど、2011年は私にとって嬉しい1年でした。

 

 ②こんにちは、私はケイス・ヌクベといいます。24才です。ジンバブエナショナルチームの1塁手です。住んでいるのはブラワヨのルベベです。私は、1997年から野球を始め、堤さんや根岸さんにコーチしてもらいながら、仲間といっしょにプレーする機会が与えられています。その機会を通して、他の人の人生の体験を分かち合ったり、何よりも野球という素晴らしいスポーツを通じて神をあがめるようになっています。さらに1歩上のレベルを目指し、自分の目標に到達できればと思っています。

 

 ③私は、ムダベジンル・ムトムベニ、19才。ブラワヨの選手です。

ポジションはピッチャーで、2008年、エマクハデニ中学校時代に野球を始めました。私たちの地域では、野球というスポーツは大変珍しく、私は野球をするのが大好きです。野球というチームスポーツを経験しながら、私はブラワヨや、他の町や学校でたくさんの友人を作ることができました。その結果、今まで知らなかった人や自分とは異なる立場の人と会う機会も与えられました。そのような経験を通して、多くの人が私たちの国が抱える困難な状況以外のものに目を向けることができました。私の希望としては多くの国際試合を経験し、注目を集め、将来プロのチームでプレーできればと思っています。

 

 ④私は、ウィットネス・ムジレ、24才です。私は、ジンバブエのナショナルチームに所属しピッチャーとショート、外野手をやっています。現在私は、南アフリカ、ダーバンのスラッガーズというセミプロのチームでプレーしています。スラッガーズは、クワズル・ナタル地区では、トップのチームで、そこではセカンドとリリーフピッチャーを務めています。 私は、ジンバブエのブラワヨ出身で、幸運なことにショナ語とンデベレ語と英語の3カ国語がうまく話せます。私は、1995年に堤さんが野球を紹介したエマクハデニ小学校で野球を始め、高校までプレーしました。2007年のオールアフリカゲームではナショナルチームに呼ばれ、予選を通過しました。

私が、ダーバンに来て3年がたちますが、ジンバブエの野球には感謝しています。またジンバブエの人たちが野球をするようにサポートしてくれる方々にも感謝しています。私は母国ジンバブエのために野球をすることを愛していますし、今後多くの国際試合や親善試合があることを希望しています。

私は、いつの日かみんながいっしょに野球ができるようになるまで野球を続けます。皆さん、ありがとうございます。