ヘッドコーチの南ア大会レポート 12-15 April 2017

ジンバブエチームヘッドコーチ  アメリコ ジュマ

 

 4月10日、ブラワヨからヨハネスブルグへ向けチームは出発した。シティーライナーバスを利用し、翌11日南アに到着、宿舎Mpitisハウスに入る。Gordon Matthee校長から暖かい歓迎を受けた。宿泊施設、滞在中のもてなし、3回の食事(昼食は弁当)も素晴らしいものだった。

 大会は4月12日から15日まで開催され、12チームがGoldとGreenの2グループに分かれた。ジンバブエはGoldグループで7試合を戦った。(戦績は上述モリス氏の文中参照)

 充分なエネルギーと積極的な気持ちを持つチームは非常に競争力の高い野球をした。毎日、試合への向かい方が変化し、日を追うごとにチームは良くなっていった。

 ステップアップするためには、選手たちが経験する試合数を増やし、このレベルを維持し更に競争力を高める必要がある。ジンバブエチームは可能性を秘めた、若いチームである。

 ZBA代表として我々を今大会に送り出してくれたことを、コーチ(技術指導チーム)の一員としてZBAに感謝しています。さらにジンバブエ野球会の皆様、ブラッチャーコーチのご支援にも深く感謝しています。皆様のご支援を決して忘れることはありません。また大会中Saungweme Lovejoy氏(2004年10月来日のZW代表メンバー、南ア在住)が、シニア選手として捕手を務め、チームにTシャツを寄付、また宿舎と試合会場間の移動費用を負担してくれたこと等に関しても感謝しています。今後、ジンバブエチームがさらに成長していくことを期待しています。

 

(伊藤注)私が2002年5月、プレトリアで開催されたこの大会に参加するジンバブエチームを応援に行った時、村井さんから「登録してあるので出場して」と言われ、チームの一員としてプレーしたのは一生の思い出で、今もその大会の光景は目に浮かびます。それから15年後の今年、同じ大会に当時の代表捕手で今は南ア在住のラブジョイ氏が捕手として参加してくれただけでなく、宿舎からの往復やTシャツの寄付など陰の面でも支え、チームを銅メダルに導いてくれたと聞きました。ラブジョイが今も優しい心を持ち続けてくれていることを知り嬉しく思いました。