事務局だより

伊藤益朗

 

●夏の集い(8月8日開催、12名参加)では、参加してくださった皆さんから、次のような発言、ご意見が出され、和やかにひと時を過ごしました。①私たちの作った野球場が今使われない状況なのは残念だ。②マンディ氏は確かに頑張って野球普及に努めて活動している。③今後のカートさんの普及活動や我々とのコーディネートへ期待したい。

 

●マンディ氏がジンバブエのメンバーを、カートさんらが開催する12月の南アキャンプに参加させたいとのことで、ジンバブエ野球会はそれを支援するつもりでした。しかし11月になって、ジンバブエ野球協会が、余りに多額の費用を南アキャンプに使うより、国内でより多くの選手に広める方を選びたいと11月20日の会議で決定したので、私たちの会もそれを支援することにしました。今後は継続的な基本運営費の支援と特別行事への支援という二本立てで考えていくつもりです。南アキャンプで合流するはずであった、アメリカ人のブラッチャーコーチは、直接ジンバブエに入り、国内各地域での普及活動に協力して下さいました。

 

●マンディ氏は、過去2年間ずっと日本でのコーチング研修をさせてもらいたいと希望していましたが、あと少しのところで実現に至りませんでした。今年も更に熱望しておりましたので、青山学院大学野球部様へ打診しておりましたが、大学キャンパス再編の年に重なることもあり、大学として受入れが難しいとのことで、実現しませんでした。青山学院様と将来も相談していくつもりです。

 

●JICAは、中止していましたジンバブエへの青年海外協力隊員の派遣を再開しました。

 

●JICAジンバブエ所長の川喜田氏が、ジンバブエ野球会とジンバブエ野球協会に関心を持って下さっています。今後協力を頂きながら進めることも期待しています。

 

●3年間日本の独立リーグでプレーしたシェパード氏は、ジンバブエ第二の都市ブラワヨに帰り、愛児と新妻一家と共に暮らしていますが、楽ではないようです。野球普及や指導に貢献したい気持ちはあっても、今は困難のようです。私たちもシェパードという貴重な野球経験をした人材を活かすチャンスはないかと、今後も大切に見守り続けたいと考えています。

 

●前号で、皆様からの年会費(一口三千円)受付を再開させて頂くとお知らせいたしましたところ、2010年末までに100名を超える皆様からご協力を頂戴致しました。厚く御礼を申し上げますと共に、今後とも何卒皆様のご事情に合わせた範囲内で、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

●8月2日木村昭氏より準硬式ボール3打、軟式ボール2打の寄付を頂きました。後日中古のグローブとボールも頂戴しました。(ボールはカート氏が南アに持ち帰り、後日レソトチームに贈りました。)

 

●チュニジアとエジプトの政治に大変革がありましたが、ジンバブエでは如何に!? 

 

 さて、こんなに寒い冬は近年あったのでしょうか。私は週末には、朝8時からの練習に自転車で尼産に向かいます。寒風吹きぬけるグランドで、5時間も6時間も立ち続けています。ふと思いつき、岩崎監督に「野球があるからこんな寒い日にここに居るけど、私ら野球がなかったら絶対にこんな所に一日中立ってたりせえへんわなあ」と言って、二人で大笑い。野球に取り組む高校生らから大いなるエネルギーを頂いていることは間違いありません。(伊藤)