今、夢の真っ只中

シェパード・シバンダ(香川オリーブガイナーズ)

 

私が、故郷ジンバブエを発ったのは、2006年3月15日でした。その時私は、嬉しい気持ちと悲しい気持ちの両方を感じていました。家族や友人たちを残していくことは悲しかったですし、日本に来て、プロ野球選手になるという自分の夢を実現することは嬉しかったです。

日本に到着した時は、多くのことに適応しなくてはならず苦労しました。時差もありましたし、雨が多く、暑くなると湿度も上がる高松の気候は、暑くても乾燥しているジンバブエの気候と全く違い、慣れるのに大変でした。

日本に着いて2ヶ月が経ちました。まだまだ身体的に慣れないこともありますが、気候や食事には慣れ、体の調子も良くなり、日本で過ごす時間を楽しんでいます。時々、故郷や家族や友人を思いだして淋しくなりますが、それにも慣れてきました。野球に関しては、毎日野球の練習をするという生活になれるのに1ヶ月ほどかかりました。しかし今は身体もその生活に慣れ、体調も良くなっているので、今シーズン活躍できると思います。

私は、私が日本に来て野球をすることを援助してくださった皆さん(特に伊藤さんやその友人の皆さん、ジンバブエの野球を援助してくれているJOCVの皆さん)に心の底からの感謝の気持ちを表すためにも、今回のチャンスをつかみたいと思っています。

Nyiyabonga

皆さんの上に神様の祝福がいつもありますように。

(村上英樹 訳)