●春の集いの会計

収入:会費16名×500円=8,000円

支出:会場費4,400円+お茶など1,727円=6,127円

差引:1,873円の黒字(3月16日に野球会会計に入金)

 

●マンディ氏滞在中経費 118,760円

マンディ氏に渡した5万円:(日本滞在中に使い切る。持ち帰るグローブ代や交通費食事代等)

正岡さんを通して使った経費5万5千円:(交通費12,630円 外食費13,911円

SDカード他マンディ用7,190円 バッティングセンター1,500円 その他滞在費19,769円)

伊藤を通して使った経費13,760円:

(木戸家へのJR往路2名分7,760円 テレカ1,000円 女子野球観戦5,000円)

 

●マンディ氏持ち帰りのお金

①    10万円。野球協会活動用。1200ドル(300ドルパック×4)。

為替レート86.94円/$⇒円貨額104,328円の所、端数調整(10円未満)で104,320円

②    5万円。マンディ氏個人用。600ドル(300ドルパック×2)。

4月4日に協会活動用と同時に試みるも両替機械故障のため窓口で両替。そこでは端数調整(10円未満)がないため、すべて①の半額にならず、円貨額52,164円のままとなる。

 

●日本での会計

       (収入)                 (支出)         

前期繰越金(2010.5.31)  1,832,085.・・・・①               ②・・・6/1前期中の伊藤立替金支払い  13,971.

年会費収入       704,500.

集い黒字分        1,873.

                      「ジンバブエの風」送料       42,340.

                      「ジンバブエの風」印刷費          67,200.

                      カート氏航空運賃送金        140,860.

                      カート氏滞在費           62,810.

                      カート氏活動支援         100,000.

                      ジンバブエ荷物受け取り費用送金   53,200.

                      ジンバブエ活動費送金             323,200.

                      マンディ氏航空運賃        188,000.

                      マンディ氏ビザ諸費用        1,550.

                      マンディ氏旅行保険         16,160.

                      マンディ氏滞在費         118,760.

                      マンディ氏個人へ手渡し        52,164.

                      ジンバブエ活動費手渡し       104,320.

                      ③・・・今期中の伊藤立替金支払い   12,784.

収入計         2,538,458               支出計           1,297,319.

                      ④・・・次期繰越金(2011.5.31)    1,241,139.

(注)ジンバブエの風24号誌上、2010年5月末の会計報告で、次期繰越金を①―②の1,818,114.としましたが、上記の①前期繰越金(2010.5.31.)の通り、1,832,085.と訂正させて頂きます。ご了承下さい。③印刷費2,110円、スコアブック1,134円、郵送料(イギリス)840円・(ジンバブエ)8,700円

 

●会計監査を6月17日に、河西秀和氏にお願いし、承認を得ましたことご報告いたします。

 

●今回の「夏の集い」は懇親会を計画しました。P14をご覧下さい。

 

●東日本大震災で多くの方々が厳しい状況下で過しておられます。国中から、「がんばろう」「協力しよう」と言う声が出ています。一方、経済活動に「競争」「戦略」「生き残りをかけて」等という言葉があります。物やサービスが一定以上行き届いている場合と、足りない場合とでは違う面があると思うのですが、私は、経済の競争においても、その先には協力してよりよい社会を作っていこうという共通の思いが存在しなければならないと常々考えています。

 同じ働きをして、1,000円の報酬を得る場合と、500円に値切られた場合、それぞれどう感じるでしょう。同じ製品を1,000円で買う場合と、500円にしている店で買う場合は、どう感じるでしょう。経済の価格は、需要と供給バランス上での価値のみを表し、そのもの自体の価値を表すものではありません。ある人にとっては有難いものも、別の人にとっては価値のないものかもしれません。まして、手作りで一つ作ったものを、いくらの価格で売るかは、充分な需給バランスの計算基礎がありません。500円で売ったが、1,000円でも売れていたものもあるはずです。500円で薄利多売できたら余計に利益が出るかもしれませんが、多く売れない場合もあります。多売できたら多くの人に喜んでもらえるかもしれませんが、資源を多く使うことになります。ものを作るのに資源を多く使ってもそれ以上の価値があるものならまだ良いのですが判断は容易ではありません。資源をたくさん使ってたくさんの利益、多くの所得を得る。結果、その人は、多くのものやサービスを買う権利を得る。そこでまた人より多くの資源を使う権利を行使する。それが社会に貢献することであるという考えが強い。社会全般のこうした考え方の傾向は、当たり前と考えられているが、ひとたび今回の大震災などが起ると、一変する。節電が求められる。また、東京電力は原子力発電で、多くの人に貢献して来ていたつもりになっていたと思う。その見返りとして役員や社員は、当然のこととして多くの報酬を得ていた。今回特に今までと違った質の悪い労働をしたわけではなかったにも拘らず、自分のしてきた仕事を批判される事態に陥った。この仕事をしたらよく利益が出るという仕組みを持っているから普通以上の報酬を得ることが出来る、ということは資本主義の考えからすれば悪い事ではない。しかし、大きな事業であるほど、大きな利益が出る事業ほど、何か自然や他者から利益を奪ってきた可能性がある。本来タダであるはずの自然から摂ってきたものを加工などして売るとか、大量に買うことにして単価を下げて買って売るとかすると、自分にはより大きな利益が入るかもしれないが、そのお陰で、自然や周りの業者は損害を被ることもある。それでもリスクを背負ってでも、互いにわれ先に「競争」「戦略」「生き残りをかけて」アイデアを競っていくことが、技術と社会の進歩に寄与するということなのか。これでは、人間が生きている間に安住の地へとたどり着くことはないのではないかと私は考えてしまう。

 人間、生きている間に何をどのようにすればよいのか、私は結論を出せないままでいますが、今のところ私は「動機」が重要と考えるのです。結局の所、協力してよりよい社会を作っていこうという思いとか、誰もが大切にされる考え方など、「良かれと思ってする動機」がその奥に存在しなければならないというところに、私の考えは帰ってくるのです。

 いろんな面で賞賛されることの多いスポーツにおいても、チーム内の協力と一人一人への尊敬に軸足が置かれる必要を感じます。勝つためという目標だけに目が集中してしまうと他のことが見えにくくなりそうです。素質のある人だけが大切にされ、相手チームは負ければよいことにもなりかねません。そんな中で高校生の野球コーチをしていると、一定の権力を与えられていることにまず注意深さの必要を私は感じるのです。

マンディ氏が進める野球普及が、アフリカの若い人たちに素晴らしい成長の機会を提供できることを願いつつ応援を続けるつもりです。