私(モリス・バンダ)の日本旅行(2015.4.25~5.21)

ジンバブエ野球協会新会長 Morris Banda

 

 長年の私の夢は日本訪問でした。この夢は第2の都市ブラワヨで1996年から2004年まで日本の青年海外協力隊員とともに野球の紹介と開発の仕事をした結果生まれました。なかでも堤尚彦氏とは親交を深め、氏の帰国後も、同じく隊員だった由貴子夫人ともども私が教育を受ける際の援助などいろいろとお世話になりました。

 今回の旅行の大きな目的は、堤家の皆さんに会うこと。そして共に仕事をした仲間に会い、日本文化に触れ、日本野球を見てコーチングを学び、将来に向けた関係を深めることでした。

 岡山、東京、尼崎、福岡、養父…、訪問先ではどこでも心温まる歓迎を受け、楽しい時間を過ごしました。おかやま山陽高校野球部で、日々の練習を見て、堤氏のコーチングを手伝ったりできたことは素晴らしい経験になりました。高校野球を数試合、プロ野球の試合も観戦でき、さらに野球が好きになりました。

 ジンバブエ野球会の伊藤さんと懇談が出来、現在は停滞しているZBAの活動に対し、今後も支援を続けるという約束をして頂きました。

そして以下のような具体的目標を掲げました。

 

・2015年8月 全国レベルのコーチ研修会をする。

・同じく8月、ブラワヨにて 各地域対抗のトーナメント大会を開催する。

・12月にハラレにて、2015年ドリーム・カップを開催する。

・上記ドリーム・カップにて、30名の選手を選び出す。

・南アフリカ地域対抗野球大会に備え2016年1月、その30名でナショナルチームのキャンプ

を実施し、15名に絞り込む。

・2016年3月、選手15名、コーチ1名を1か月間日本(岡山)に派遣する。

・その帰り道に南アフリカ地域対抗野球大会に参加する。

 

 伊藤氏とドリーム・パークに関する問題を議論しました。ジンバブエ野球会から、スポーツ・レクレーション省(SRC)宛ての手紙を作成してもらいました。ドリーム・パークを専用野球場として再び利用するため、ZBAがモーターアクション・スポーツクラブと折衝する際、

 SRCに間に入ってもらえるよう陳情するためのものです。また、ZBAが今後活動するために、野球会からノートパソコン1台を寄贈して頂きました。これは、将来のZBAの活動に長い間、大きな助けとなるでしょう。

私の日本旅行は、堤夫妻、ジンバブエ野球会と伊藤代表、正岡夫妻他の皆さんのお陰で、

大変実り多い、楽しい旅行となりました。お出会いした皆様に御礼と今後も変わらないご支援をお願いして、感謝の言葉とします。