事務局だより

       事務局 伊藤益朗

 

来る8月12日からのジンバブエツアーは25名で出発予定です。

 

アフリカの赤い大地、ビクトリアの滝、ザンベジ河のサンセットクルージング、ボツワナ共和国チョベ国立公園のサファリクルーズとサファリドライブなどアフリカならではの雄大な世界に浸るのが今から楽しみです。ホテルでも窓の外にはどんな動物が歩いているか分かりません。面白そうです。

 

首都ハラレに入ったら、3年前の98年4月に完成した野球場「ハラレドリームパーク」を訪れます。アフリカの空と土、美しい芝に包まれて野球をするつもりです。空気を思う存分吸ってやろうと思っています。ジンバブエの選手、日本の青年海外協力隊隊員の皆さんらとお会いして交流を深めたいものです。前回も訪問した障害者の施設も行けたら良いふれあいができると思います。小中学校が休み中なので授業を見ることは出来ないかもしれませんが、子供たちとも交流できればいいですね。コンビニなどで何でもないものを見て回るのも違いがあって面白いものですね。

 

いえ、このように予定を組んでいても私たちには予想もつかないことが起こりそうな予感がします。目の前に展開することひとつひとつに私たちは驚き、感動するのでしょう。人々の生活ぶり、子供の表情、バス、乗合タクシー、都市、田舎、タウンシップ、時間の流れ、空の色、ことばの渦・・・。アフリカを存分に浴びてくるつもりです。

 

今年度も温かいご協力をお願いいたします。

 

<ご報告>

 

1)村井洋介氏がジンバブエナショナルチームの監督に就任する可能性が強くなっています。今後が楽しみになってきました。

 

2)去る2月28日に冬の集いを開催しました。トーマスCカンサさんのお話と青年海外協力隊OGの三木まさよさん、原万紀子さん、吉田京子さんによるジンバブエの音楽演奏で学びとくつろぎのひと時を持ちました。その集いが縁となって、尼崎産業高校はカンサさんに、6月に開いた人権教育講座の講師をお願いされたということです。つながりの広がりは計り知れないものがあります。

 

3)2000年度(2000年6月~2001年5月)の会計報告を別掲しています。大きなものとしては、①私たちジンバブエ野球会主催のクラブの全国大会、ドリームカップを昨年度に続いて開催しました。今年はガーナをはじめ各国に招待状を出しており、実現すれば国際大会になります。②ガーナベースボールクリニックに村井氏が指導を要請された時の交通費を補助しています。アフリカの野球振興を応援する目的からです。③3年分のハラレ市税ですが、野球場の税金を野球協会が払えていないということで要請がありましたので、やむを得ず会から支払いました。今後も野球場の運営は現地自立を原則として進めます。

 

4)2001年度支出予定としては、ドリームカップの継続、村井氏のナショナルチーム監督就任に関わる援助、その他小学校に至るまでの草の根援助、野球場周辺の整備やメンテナンス。電気代などです。

 

5)新しいホームページが出  来ました。従来、吾妻氏  のホームページの中に作  って頂いていたものを吾  妻氏が野球会独自のもの  を作って下さいました。  ヤフーなどにも登録しま  したので、「野球 ジンバ  ブエ」等で検索すると出  てきます。これからはよ  り多くの人の目に触れる  ことと思います。

 

ジンバブエ野球会新ホームページ

 

https://zykai2018.jimdo.com

 

6)ジンバブエ野球会のホームページを通してガーナ在住の八谷さん、スポーツライターを目指す会田氏、また、ガーナ野球にエールを送る活動を始められた福生市のサラティ・ボーバル・聡美さんらからお便りを頂き、交流を進めています。

 

7)元隊員の原万紀子さんと一緒にムタレ市で野球の普及に努めて下さっていたノリッジ氏が原さんをはじめ、たくさんの方々の尽力により6月に来日し、大阪YMCAで3ヶ月間研修を体験します。原さんによりますと、「ノリッジ君はジンバブエの第3番目の都市、ムタレ市で野球の普及活動を私と一緒に行っていました。ムタレには野球隊員はおらず、初めは本当に5校ぐらいが野球をしていたのですが、今ではムタレ市の全ての小中高等学校が野球の紹介をし、大会にも参加している状況です。」ということです。地道な大きな働きがあったことを知りました。

 

8)夏の集いは村井氏の一時帰国にあわせて、急遽7月1日に開催しました。現地で野球会の活動を担っている村井氏からジンバブエの様子や動きを聞き、ジンバブエを身近に感じるひとときを持ちました。

 

9)去る6月27日の朝日新聞の連載記事、「夢球場」のなかの1本、「ジンバブエの甲子園」として別掲のようにハラレドリームパークが紹介されました。今も野球の好きな人たちが集まって来ている様子が分かって、とても嬉しく思いました。